歯が変色してしまう原因
そもそも歯の変色には大きく二つのタイプがあります。
・表面上の問題
歯の表面への着色が原因で変色した場合は、研磨によって白くなることもあります。(白さのランクが1~2トーンあがることもあります)
歯の表面に付着した汚れが主な原因です。
・質の問題
経年的なもので、歯の内部に色が浸透してしまった場合は、ホワイトニングによって白くする必要があります。
飲食物・嗜好品・加齢などが主な原因です。
歯の色が気になる方は、一度ご相談ください。歯の変色原因を見極めた上で、提案させていただきます😆
ジルコニアの装着をおススメするケース
歯周病が進行すると、歯茎が下がってきてしまいます。そして過去に取り付けた被せ物や詰め物と歯茎の間に隙間ができてしまい、そこからむし歯になることはよくあります😅
そうした場合、一旦被せ物や詰め物を取り外してむし歯治療を行いますが、被せ物や詰め物を改めて作り直す必要があります。そして、このタイミングで銀歯からジルコニアへの変更を選択される方が多くいらっしゃいます。
また下記のようなお悩みがある方はご相談ください。内容によっては保険での治療をおススメする場合もございます。
・口腔内にある銀歯を白くしたい方
・神経除去などで、1本だけ変色してしまった歯を白くしたい方
・保険の被せ物であるレジンが変色してしまった方
・歯並びや前歯の隙間が気になる方
セラミックとジルコニアの違い
保険診療の詰め物・被せ物は、審美性・耐久性を考慮すると、どうしてもセラミックやジルコニアには劣ってしまいます。
今回はそんな白く美しく、丈夫な素材であるセラミック・ジルコニアについて説明します😆
実はセラミック・ジルコニアを作成する技工士は同じであり、材料原価もほとんど変わりません。また汚れが付かないという点でも同じです。
大きな違いについて、下記のとおりです。
・セラミック
透明度が高く、天然の歯に近い色合いで作成できます。
ただし耐久性は劣ってしまいます。(以前はセラミックの破折を防止するため、夜間はマウスピース装着を義務付ける先生もいらっしゃいました)
・ジルコニア
人工のダイアモンドといわれるほど、耐久性に優れています。
また最近はジルコニアの材質クオリティも上がっており、天然歯に近い色合いでの作成が可能になりました。
以上のように、審美性・耐久性・費用を考慮すると、ジルコニアのほうがトータル的に優れていると言わざるをえません😅
特別な事情がある場合はセラミックでの作成も行っておりますが、基本的に自由診療の被せ物・詰め物はジルコニアを推奨しております。
保険の詰め物・被せ物
ご存知の通り、むし歯治療などで歯を削った後には、被せ物・詰め物を装着することになります。
通常、保険診療の場合は銀歯(金銀パラジウム合金)やレジン(プラスティック)にて処置します。
そもそも保険診療で使用できる歯科素材は国が定めた最低限度ものに限られております。
国の医療費を使うわけですから、美しさと頑丈さを兼ね備えた最高峰の材質を保険範囲で認めるわけにはいかないですからね😅
なので必ずしも「保険診療の素材=ベスト」ということではありません。
詰め物が割れると「あそこの歯医者は腕が良くない!」と思われるかもしれませんが、どんな名医が行っても保険の素材であれば破折するリスクは変わりません💦😅
前歯部は白い素材であるレジンにて対応可能ですが、それ以外は基本金属(銀歯)での処置となります。
しかし長年装着した銀歯を外すと、酸化によってむし歯ではないのに歯が黒くなっているケースをよく見ます。
人体に影響はないと国が認めているので大丈夫だと思いますが、少し気になりますよね💦😅
そういう場合はセラミックやジルコニアでの処置をおススメしております。そのあたりは次回にでもお話します😆
またレジンも素材はプラスティックになるため、経年による変色や破折は免れません。(短期間での破折による再装着は保険適用外となります)
しかし共に保険診療で対応可能なため、安価で行えるのはメリットですね😆
また1ピースの長いブリッジ(支台歯4-5本)の場合は、フルのジルコニアだと破折リスクが大きいため、保険の金属併用を推奨しております。
親知らずの移植について
通常歯を失った場合は「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」と3つの選択肢があります。
しかし3つそれぞれに、メリット・デメリットがあります。そこで第4の選択肢として「親知らずの移植」があります。移植は健康保険適用内で行えます。
下記のような親知らずの場合は、移植できる可能性があります。
・親知らずがむし歯でない
・親知らずが真っ直ぐ生えている
・親知らずの根っこが歪んでいない
・親知らずが役に立っていない(咬み合っていない)
基本は抜歯と同時に埋入します。日数が経っていると形態的に成功率が下がってしまいます。
私はこれまで多くの親知らずの移植を行ってまいりました😆
既に歯がダメになってしまっている方は、ユキデンタルオフィスまでご相談ください。インプラントや入れ歯を入れず、親知らず移植によって治療できるかもしれません😆
余談ですが、将来、抜歯した親知らずを冷凍保存ができると思います。
そうなると怪我や事故で歯がダメになっても、過去に保存した親知らずを移植できるようになります😆
治療の流れ(親知らずの抜歯)
1、検査
親知らずを抜くべきか、そのまま経過観察で様子を見るか検査します。
「問診・目視・レントゲン」と検査行い、抜歯判断をします。
>>親知らずを抜歯するタイミングについてはこちら
2、麻酔・抜歯・縫合
抜歯処置中は痛みが出ないように、念入りに麻酔処置を行います。
上顎の簡単な場合は当日抜歯も可能です。
下顎の水平埋伏といった難症例の場合は、40~50分かかりますので、別の日に時間を確保します。
>>親知らず抜歯による痛みについてはこちら
3、お薬の処方
化膿止めや痛み止めを処方します。(3~5日分)
これらを服用することで、抜歯後の痛みや腫れを極力抑えます。
抜歯後、数日は食事がとりずらい場合があります。
食事の種類や噛む場所等については処置後にお教えします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
親知らずの抜歯をご検討の中の方は、那覇市泉崎にある歯医者、ユキデンタルオフィスまでお越し下さい😆
親知らずを抜歯するタイミング
自覚症状として「腫れ・痛み・炎症」といった症状があれば抜く必要があるかもしれません。なかには一時的なもので、すぐ抜歯をしなくても経過観察で問題ない場合もあります。
しかしこのような自覚症状がない場合でも、親知らずを抜歯したほうが良い場合があります。
その1つが「むし歯」です。
むし歯はある程度大きくならないと痛みが出ませんが、その一歩手前の状態のむし歯(進行度50%程度)が親知らずにある場合は、抜歯をしたほうがいい場合もあります。
と言うのも、親知らずは磨きにくいことが多く、むし歯になりやすいです。さらにその進行したむし歯を放置することで、隣接する手前の健康な歯(7番)もむし歯になる可能性があります。
もちろん「親知らずのむし歯を治療する」という選択肢もありますが、咬み合わせに良い影響を与えていない場合が多く(9割は役に立っていない親知らずです)、ほとんどはむし歯の進行を止める処置で止めます。
「親知らずがなければ、7番の健康な歯はむし歯にならずに済んだ」というケースは本当によくあります。つまり、親知らずを抜歯することで、健康な歯を守るということにつながるわけです。
ユキデンタルオフィスでは、定期検診時に患者さんの歯並びや咬み合わせを確認し、歯ブラシが届きにくそう(むし歯になりやすそう)と判断したら、親知らずの抜歯を勧めることもあります。
2つめは「親知らずの埋まり具合」です。
半分以上親知らずが埋まっている場合は歯茎の炎症が起きやすくなります(智歯周囲炎)。智歯周囲炎になると、食事も取りずらくなり、口を開けるのも大変苦労します。夜も眠れないほど痛くなる場合も珍しくありません。
今は自覚症状がなくても、将来的に歯茎が痛くなることが予想される場合は、抜歯を勧めることもあります。
3つめは「歯並び・咬み合わせ」です。
親知らずが斜めに生えてくることで、歯並びや咬み合わせを悪くしてしまうケースがあります。
特に18~25歳までは親知らずの力で健康な歯が押し倒されることもありますので、定期的な経過観察が必要です。逆にこの頃を過ぎると、親知らずの成長も止まります。
将来、歯並びや咬み合わせが崩れてしまうと判断した場合は、親知らずの抜歯をお勧めします。
親知らずの抜歯費用や治療時間について
親知らずの抜歯は健康保険が適用されます。(どの歯科医院で抜歯を行っても同じ金額です)
症例によって費用は異なりますが、通常の親知らず抜歯で2,000円前後、難症例の場合でも4,000円~5,000円となります(健康保険による3割負担の場合)。
上顎はほとんどの場合、5分程度で終了します。
下顎は症例によって異なりますが、完全埋伏の場合は40分~50分(麻酔・縫合含め)かかる場合もあります。
親知らずは歯科医院ですべて抜けるの?
抜歯は歯科医師なら誰もが経験したことのある処置です。しかし親知らずの種類によっては
・院内で抜歯を行う歯科医院
・連携先の病院へ依頼する歯科医院
と別れます。
この差は歯科医師の経験値だといえます。
特に難症例と呼ばれる、抜くのが困難な親知らず(親知らずの向き・埋まり方)は基本的に病院へ依頼します。
しかし病院にて抜歯をするのも数日待つことになり、その間、患者さんは痛みに耐えなければなりません。
私は琉球大学医学部附属病院の歯科口腔外科時代に多数の難症例親知らずの抜歯を行ってまいりました。
通常難しいとされる親知らずの抜歯においても、院内で行うことができます。
親知らずの抜歯を断られてしまった方は、那覇のユキデンタルオフィスまでご相談ください。
親知らずの抜歯は痛い?
親知らずにも様々な種類があります。痛みが出る差は「歯科医師の技術」と「親知らずの生え方」です。
生え方には個人差があり、抜歯後の痛みも異なります。
一番ヘビーなのは親知らずが倒れており、かつ埋まっているパターンです。(水平埋伏智歯)
このような場合は抜歯後の腫れや痛みが予想されます。
下顎は骨が硬いということもあり、負担が大きくなる場合があります。
上顎の親知らずは対極で、麻酔後5分もすれば簡単に抜けます。無痛だったという患者さんも多くいらっしゃいます。
基本、抜歯中は麻酔が効いているため、痛みはありません。ユキデンタルオフィスでは麻酔一つとっても、丁寧に痛みが出ないよう細心の注意を払います。
※何十年も前は、抜歯の痛みを我慢するという時代がありましたが💦😅
痛みや腫れが出るのは抜歯後です。
特に抜歯処置時間が長ければ長いほど、組織へのダメージが大きく、術後の痛みに影響します。
また処置中の出血量も多ければ多いほど、術後の痛みや腫れに影響します。
専門用語で言うと、「粘膜骨膜弁を上手に剥離」することで、出血は抑えられます。しかし経験値が浅いと剥離場所を間違えてしまい、余計な出血を伴ってしまいます💦
中には抜歯の恐怖心により、全身麻酔を希望される患者さんもいらっしゃいます。
しかし全身麻酔というものは、少なからず健康へのリスクもあります。健康な方が抜歯のためだけに全身麻酔を行うというのは現実的ではありません。
過去に私が勤務していた琉球大学医学部附属病院の歯科口腔外科時代でも、抜歯による全身麻酔は稀で、対象は「4本同時抜歯」「不随意運動症状のある方」等でした。
痛みや腫れのない、理想的な抜歯は以下の3点を抑えることです。
・術中に痛みを感じないよう、的確な麻酔処置
・抜歯処置時間の短縮技術
・抜歯処置中の出血を極力抑える剥離技術
那覇市で親知らずの抜歯をお考えの方は、泉崎にありユキデンタルオフィスまでお越しください。
なるべく痛くない・怖くない親知らずの抜歯を実践します。