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2022.11.10

セカンドオピニオンのトラブルを避ける!上手な受け方4つのポイント

今回はセカンドオピニオンに関するトラブルを回避するための対策法をご紹介します。セカンドオピニオンの恩恵を受けられるよう事前に確認しておくべきことを、一緒に確認していきましょう。

①現在の担当医に紹介状をもらってからセカンドオピニオンを受診するのが基本

原則的には現在の主治医に各種検査結果を含む紹介状をもらってから、別の歯医者をセカンドオピニオンするのが基本です。なぜならば、セカンドオピニオンを求められた歯科医師にとって、客観的かつ適切な治療方針を患者さんに伝えるために、紹介状はとても大切な情報源となるからです。

「今の担当医の心証を悪くしたりしないだろうか…」と担当医に内緒で別の歯医者を受診する患者さんもなかにはいらっしゃいますが、決して遠慮する必要はありません。担当医にとっても他の歯科医師から違った考えや有意義な意見を得られることが多いセカンドオピニオンはよい機会になることもあるのです。

②信頼できる人と情報を共有する

患者さん1人で治療内容を理解しようとすると狭い視野になり、解釈が偏ることも。家族や友人関係など、信頼のおける人にも自分の情報を共有して、さまざまな意見をもらうようにしましょう。

また、緊張してうまく伝えられる自信がない人や治療説明を受けても断片的にしか理解できないかもと不安に思う方は信頼できる人と一緒にセカンドオピニオンを受診されるのもよいでしょう。こういったケースでは客観的に受け入れられる第三者の存在は重要です。

③もとの歯医者に戻る選択肢もあるということも知っておく

セカンドオピニオンを受けた歯科医院へ転院しなければいけないという決まりはなく、あくまで第2の意見をもとに患者さん自身で判断するための相談の機会がセカンドオピニオンです。

別の歯科医師から聞いた治療法に納得いかない場合は、以前の担当医にまたお願いしてみることもよくある話です。

今の担当医にセカンドオピニオンの旨を伝えるときは「先生の方針は理解しているのだけれども、この疾患の理解をさらに深めたいので……。」など、一定の理解や配慮を示す対応を取っておけば、後々どんな選択肢を選んでも気まずくなりにくいでしょう。

④セカンドオピニオンに時間をかけ過ぎない

当たり前の話ですが、時間が経てば経つほど病状は進行してしまいます。よりよい医療を求めるあまりに考える時間を多く取り過ぎると、本末転倒になってしまうことも。

ホスピタルショッピングにならないよう、それぞれの歯医者の意見のメリットとデメリットを俯瞰的に理解できる力も、セカンドオピニオンには必要と言えます。

 

2022.10.21

歯科のセカンドオピニオンは保険適用できる?自費の費用も解説

基本的には自費診療となることが多いセカンドオピニオンですが、セカンドオピニオンを検討するにあたり費用感が気になる方もいらっしゃるでしょう。

セカンドオピニオンは自費診療が原則ですが、歯医者それぞれの考えやケースによっては保険適用となる可能性があります。

今回は、セカンドオピニオンは保険が適用されるのか?保険適用されなかった場合は、どの程度の予算感なのか?といったことを詳しく解説していきます。

セカンドオピニオンは基本的に保険適用外

前述した通り、セカンドオピニオンは基本的には保険適用外、つまり自費診療として扱われます。

そもそも、なぜセカンドオピニオンは自費になってしまうのでしょう。それは、担当医以外の歯科医師に治療方法や病状について意見をもらう、「相談」という行為のみであれば健康保険の対象とはならないからです。

セカンドオピニオン|自費の場合の費用

セカンドオピニオンは自費診療となる場合の費用は、約5,000円〜20,000円程度と設定している歯医者が多いです。

なかには無料としている歯医者も存在しますが、自費治療の勧誘や一部の検査は別料金が発生するなど、別の箇所で費用が発生するケースもあるので事前確認が必要です。

費用感にこれほど幅があるのは、セカンドオピニオンは歯医者側で自由に診察費用を決めてもよい「自由診療」だから。

セカンドオピニオンをご検討なさる方は事前に歯医者のHPをご覧頂き費用を確認し、記載がない場合は電話やメールで質問してから検討するのもよいでしょう。

セカンドオピニオンでも保険適用されるケースとは

セカンドオピニオンは自費診療が基本ですが、保険適用されるケースもあります。ここでは、保険適用される可能性がある具体的なケースを解説していきます。

疾病の診断に必要な検査を受けたとき

セカンドオピニオンであっても、一般的な初診の方が行う各種検査(レントゲン撮影、歯周病検査、口腔内写真撮影)など、疾病を診断するのに必要な検査は保険適用となる場合があります。

セカンドオピニオンした歯医者に転院する場合

転院先でセカンドオピニオン後、そのまま治療継続を希望する場合はセカンドオピニオンの際にかかった費用を治療費から差し引くと謳っている歯医者もあります。

この場合は、厳密には「保険適用される」というわけではないですが、セカンドオピニオン費用が実質無料となるわけです。

2022.09.15

歯医者でセカンドオピニオンする際の手順をやさしく解説


さまざまな理由から、歯医者のセカンドオピニオンを検討している方に向けて、
セカンドオピニオンを受ける場合の流れとポイントを解説します。

歯医者でセカンドオピニオンを受ける場合、下記4つの流れが基本です。

①セカンドオピニオンを受ける歯医者を決める

まずは現在受けている治療に関して、不安や理解が乏しいときは今の担当医から疑問点を臆さず質問して、理解するように努めてみましょう。

そのうえで疑問やモヤモヤが解決に至らない場合、セカンドオピニオンを検討します。セカンドオピニオンの際は、以下の2点に重きを置いて検討してみましょう。

今お悩みの疾患についての「専門医」を探す

より専門的な知識が必要になってくる分野は専門医を探された方がベターでしょう。例えば、「口腔外科」「歯列矯正」などが挙げられます。状況がよくならない場合はこれら専門医に相談してみるのも手です。

今の担当医とは別の視点を持っていそうな歯科医師を選択する

例えば現在の担当医に、むし歯で抜歯せねばいけないと診断されたとしましょう。でも、あなたは「できる限り歯は残したい!」と強く思ったとします。

そうすると次の歯医者は「できる限り歯を残す方針」とか「むし歯の根管治療に力を入れている」などといったキーワードで歯医者を精査する必要があります。

②現在通っている歯医者から紹介状や診断情報をもらう

現在の担当医から率直にセカンドオピニオンを受ける旨を伝えます。新しい歯医者でも患者さんの情報を共有し合うため、検査結果や経過、画像診断などを含めた紹介状を受け取るのが基本です。

ですが、「今の担当医に嫌がられたくないから」となかなか言い出しにくい患者さんも中にはおられます。しかしセカンドオピニオンとは、主治医と共に治療を選択する、という意味合いがあり、「担当医を変更する」という行為ではありません。ご自身が心から納得できる治療を担当医との間で判断するうえで、別の医師にも意見を聞くのだというスタンスでお話してみましょう。

③セカンドオピニオンで受診する

上手な伝え方としては、自分の意見や疑問点をしっかり伝えること。「この部分に対して疑問を感じる」「こうなって欲しい」といった希望を伝えきることが大切です。

ここで遠慮してしまうとせっかくのセカンドオピニオンがうまくいかない場合もあります。自分に合った治療を進めるために、自分の気持ちは率直に伝えるようにするとよいでしょう。

④担当医と再度相談、自分で結論を出す

セカンドオピニオンを受診したあとは、以前通っていた歯医者とセカンドオピニオンの歯医者、どちらの治療方針に納得がいったのか自分自身で決める必要があります。

セカンドオピニオン先で納得がいかなった場合は元の歯医者へ戻り、再検討することもあるでしょう。どちらの歯医者でも納得がいかなかった場合はさらに別の歯科医師の意見を聞く選択もできます。

いずれにしても、こういった段階を踏むことでより良い治療を主体的に選択できる大きなきっかけとなるでしょう。

2022.09.07

サクッと簡単に解説! セカンドオピニオンの意味と留意すべき点

歯医者から治療に対する説明を受けたけど「本当に私に合った治療なの?」「もっと適した治療はないのかな?」と悩まれる方は少なくありません。

今の治療方針に関してどうも納得がいかない……。そんなときは、「セカンドオピニオン」を検討してみる、というのも一つの手です。

セカンドオピニオンという言葉は聞いたことがあるけれども、どのようなシステムなのかイマイチわからないという方に、わかりやすく解説していきます。

簡単に言うと「第2の意見」という意味

セカンドオピニオンとは、疾患の診断・治療計画や進行に関して、現在診療を担当している担当医ではなく、別の医師に意見を求めることを指します。

転院や別の担当医に変更して治療を受けることをセカンドオピニオンと捉える方もいらっしゃるのですが、そうではなく、別の医師に意見を聞く行為がセカンドオピニオンです。

セカンドオピニオンを受けることで、担当医以外の別の意見をさまざまな角度から検討することができます。別の治療法を代案された場合は選択の幅が広がるので、より納得感ある治療を受けやすくなります。

もし、同様の診断や治療方針が説明されたとしても腑に落ちやすいでしょう。

セカンドオピニオンを受ける場合に留意すべきこと

これまでセカンドオピニオンのメリットをお伝えしましたが、留意すべきポイントもあります。他の歯医者を受診する前に、ぜひ一度チェックしてみて下さいね。

現在の担当医にあらかじめ自分の意思を伝えておく

基本的に、現在の担当医(ファーストオピニオン)から了承を得たうえで、セカンドオピニオンを受けることをおすすめします。要するに内緒で別の歯医者を受診しない方がよい、ということですね。

事前に相談できれば、紹介状やレントゲン写真など情報の共有ができる場合があり、そうすれば別の歯医者にいっても円滑に診察しやすくなりますし、同じ検査をせずに済みます。

ただ、今通っている歯医者に相談しにくいお気持ちがある方もいらっしゃるでしょう。そういったケースでは必ずしも無理に言う必要はありません。しかし、一部の診察代を自費で受けることもありますので、ご留意下さい。

次の歯医者に相談する内容を決めておく

自分が相談したい内容について紙などにメモをしておき、次の歯医者さんへ伝えられるようにしておきましょう。自分が、今どこに不満があって、どの部分に納得いっていないのか、具体的に意見することで、自分らしい納得できる治療につながりやすいです。

同じ診断・治療を提案されるケースがあることも理解しておく

他の歯医者で意見をもらっても、同じ治療方針になる場合もありえます。その場合は診察代が無駄だったと感じてしまうかもしれません。

しかし、セカンドオピニオンを受けたうえでも同じ治療を提示されたのであれば、信頼性が高まるという判断にも取れます。いずれにせよ、最終的な判断は自分自身で行う必要性があることは理解しておきましょう。

2022.08.22

歯をぶつけた後に変色した時、自然に治る? 治療法も解説

歯をぶつけた後、しばらく経ってから黒っぽく変色することがあります。特にお子さんの外傷の多くは、親が見ていないところでいつの間にか歯をぶつけており、時間が経過してから歯が変色してきたのを見て「歯をぶつけたの?」と後から気付く親も少なくありません。

変色した歯に関して、特に痛みが出ていなければそのまま自然に放っておいても大丈夫なのか? また、時が経てば自然に歯の変色がなくなることはあるのか? このような疑問や歯が変色した時の治療方法などをお伝えしていきます。

変色した歯は「時間の経過」で対処法が異なる

歯をぶつけた後に歯の色が変色していくのは、歯の内部の軟組織である「歯髄」が何らかの異常を起こしたことが原因です。

歯の変色については、ぶつけた直後と2~3カ月経ってから起こる変色では意味づけが異なりますので、詳しく解説していきます。

歯をぶつけた直後の変色

歯をぶつけた直後に、歯の内部が淡い赤色のような色に変色することがあります。

これは歯の中(歯髄)が内出血や充血を起こした状態であると予測されます。多くの場合、自然に消えていきます。

時間が経ってからの歯の変色

歯をぶつけて、ある程度時間が経った後に歯が灰色っぽく黒ずんだ色味に変色することがあります。これは歯の根っこがダメージを受けて血液の循環が停止してしまい、歯の神経が死んでいる可能性があります。

変色以外にも、歯の根っこ周辺の歯ぐきにおできのようなものができている、または膿が出るなどの症状が出る場合もあります。この場合は歯の根っこに病巣を抱えている可能性も考えられますので、歯の維持が困難になることも。

ぶつけた歯が変色した場合の治療法

歯が変色した場合、歯の神経が死んでいる可能性があることを先ほどお伝えしました。

変色した歯の治療方針は大人と子どもで違ってきますので、それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。

大人の歯が変色した場合

歯の神経が死んでいると診断されたら、多くの場合は抜髄という歯の神経を除去する治療を行います。歯の変色の原因は歯髄にありますので、歯の神経をきれいに取ったうえでかぶせ物やウォーキングブリーチ(専用の薬剤で歯を白くする)を行い、審美性を取り戻していきます。

子どもの歯が変色した場合

子どもの歯が変色した場合、その乳歯とともにその下に埋まっている永久歯への影響を考えた柔軟な対処が必要です。ここが大人の治療とは大きく異なる点です。

乳歯から永久歯に入れ替わる時期、具体的には幼児~小学生頃のお子さんに関しては、歯の神経が死んでいてもすぐに根の治療(感染根管治療)を行わないこともあります。レントゲン写真を取り、根っこの周辺組織(歯根膜や歯槽骨)に炎症症状が確認された際に根管治療を検討する場合もあります。

症状が強い場合、歯の下に埋まっている大人の歯へ悪影響を与えないために、乳歯を抜去するケースもあります。

2022.08.05

歯をぶつけた方へ|応急処置から治療までの流れを解説


今回は歯をぶつけてしまったときの応急処置の方法から、歯医者でどのような治療を行うのか? までお伝えします。

歯をぶつけてしまったら、どんな方でも焦ってしまうもの。しかし、このような事態こそ、気持ちを落ち着かせて冷静に対処していきましょう。

では、順を追って解説していきます。

歯医者受診までの流れ

まずは全身状態の確認

歯をぶつけた場合、頭や顔などもケガをしているケースがあります。歯以外に目立ったケガがなく、他科へ受診する必要性がない場合は、かかりつけの歯医者に連絡しましょう。

何科にかかればよいか判断がつきにくい場合は、診療科目がなるべく多い病院に相談してみるのも一つの手です。また、万一のときのために入院設備が整っている総合病院を検討されるのもよいでしょう。

ケガはどのタイミングで起こるのか予測ができませんから、前もってご自身の携帯に各病院の連絡先を登録しておきましょう。例えば自宅近くのかかりつけ医や休日診療所、総合病院などです。事前に登録をしておけば、いざというときに慌てずに済みますよ。

応急処置を行う

以下にケース別の対処法を記載しています。歯の外傷には歯が折れた、出血、動揺などさまざまですが、どのような外傷であってもできる限り早めに歯医者を受診します。

・歯が脱落もしくは破折した場合……まず、折れた歯は水道で洗わないでください。(歯の細胞が壊れる可能性あり)折れた歯は、牛乳またはイオン飲料水に浸して歯医者へ持参します。外傷しても、できる限り早い段階で歯医者を受診すれば、ご自身の歯をそのまま治療に使える可能性がありますので大切に保管しておきましょう。

・血が出ている場合……出血部位をガーゼなどで止血します。うがいは軽くゆすぐ程度にしておいてください。無理に動かしたり、乾燥させたりは止めておきましょう。

・歯がぐらぐらしている場合……気になりますが、歯を触らずに歯医者を受診しましょう。

歯医者へ連絡

歯を外傷してしまった際に歯医者で聞かれることは、概ね以下の内容です。

・年齢や性別など基本的な患者情報
・ケガの状態(歯が折れているのか、出血はあるのかなど)
・痛みはあるか
・いつケガをしたのか
・何をしているときに外傷したのか

歯医者へ電話をする前に一度気持ちを落ち着かせて、予測される質問を頭の中で整理するかメモを取られたうえで歯医者に連絡するとスムーズです。

また、「外傷をしてしまい、急患で診てもらいたい」と緊急性が高いことを電話口であらかじめ伝えておくと、臨機応変な対応を取ってくれることでしょう。

歯をぶつけたときの治療内容とは

歯医者では、問診・レントゲン撮影など各種検査後、消毒や整復、固定、投薬などを外傷のパターンに応じて処置していきます。

歯が欠けた場合は欠けたところを補強したり、ぐらぐらと歯が動揺している場合は整復・固定したりします。また、細菌感染防止のために抗生物質の投薬をすることもあります。

歯を外傷した場合、1度受診すれば治療完了というわけではなく、1週間~1カ月単位で変化がないかどうか経過観察をしたり、本格的な治療に移行したりする場合も多いです。

2022.07.22

【金属アレルギー対応】銀歯から変更したい! 保険適用できるかぶせ物とは


この記事では、金属アレルギーの疑いもしくはアレルギーがあって、つけている銀歯を外してメタルフリー治療を検討している方に向けて、金属アレルギーの方にも対応するかぶせ物をお伝えします。また、健康保険が適用されるかぶせ物や詰め物もお伝えしていますので、ご参考にどうぞ

金属アレルギーに対応するかぶせ物・詰め物の材料

健康保険が適用される材料

歯科治療で健康保険が適用される歯科材料は大きく分けて以下2つです。

レジン

レジンはいわゆるプラスチック素材でできています。治療回数が比較的少なく、ある程度ご自身の歯の色に合わせた白いかぶせ物になるので審美性もよいです。

デメリットとしては、プラスチックが故に経年劣化があるということ。レジン治療は詰める大きさや歯の場所によって費用は変わります。ユキデンタルオフィスでは2,390〜3,090円程度が目安です。

ハイブリッドセラミック(CAD/CAM冠)

CAD/CAM冠は歯の色に合わせた白いかぶせ物で、プラスチックとセラミックが混ざった材料です。歯の模型をスキャンしてコンピュータ上で制御し、機械で削り出します。

CAD/CAM冠は基本的に一部の歯や条件などでしか保険適用されませんが、金属アレルギーがあると診断された方は一番奥の歯(第二大臼歯)まで保険適用されます。

費用面では、10,000円程度がおおよその目安です。(保険適用の場合)

自費治療となる材料(健康保険適用外)

歯科治療で自費治療となる歯科材料は大きく分けて以下2つです。

費用が掛かる分、保険治療のかぶせ物よりも、強度や審美性に優れており、耐久性も期待できるので選択肢の1つとして検討してみてもよいでしょう。

オールセラミック

陶器でできた材料で、見た目が大変よくほとんど変色しないことが特徴です。また、レジンと比べると汚れもつきにくく審美性も保ちやすいです。

天然歯と比べると硬度な材料のため、かみ合う歯を痛めたり割れやすかったりなどのデメリットも。

費用は1歯あたり約90,000円前後が多いですが、自費治療のため歯科医院によります。

ジルコニア

ジルコニアとは二酸化ジルコニウムのことで、人工ダイヤモンドとも呼ばれ、主に宝飾品に使われる材料でしたが、現在では歯科治療でも扱いがあります。

セラミックよりも強い材質で、食いしばりや歯ぎしりにも対応できる強度を持っています。

ユキデンタルオフィスの費用は77,000〜88,000円程度です。

まとめ

銀歯から金属アレルギーに対応するかぶせ物・詰め物をお考えの方に知っていただきたいことは、健康保険が適用される治療とされない歯科治療があるということです。

自費治療には耐久性や審美面など優れたメリットもありますが、費用面を考えると健康保険が適用されるかは重要な判断材料です。

ユキデンタルオフィスでも、保険適用・自費治療問わず金属アレルギーに対応するCAD/CAM冠やジルコニアなど幅広いかぶせ物に対応しています。

歯科医院を選ぶ際には、保険のかぶせ物からも柔軟に選べるかどうかを事前に確認しておくと後悔のない治療につながりますよ。

2022.07.04

銀歯と金属アレルギーの関係【症状、原因をやさしく解説】


指輪やピアス、腕時計などの装飾品で皮膚がかぶれてしまうイメージが強い金属アレルギー。しかし、銀歯でもアレルギー反応が起こる可能性があるのをご存知でしょうか。

そこで今回は、銀歯のどのような成分が金属アレルギーのもとになるのか? もしも銀歯が原因となる金属アレルギーであればどのような症状が出るのか? といった銀歯の金属アレルギーにまつわる疑問をやさしく解説します。

「もしかすると、銀歯で金属アレルギー反応を起こしているのかも?」とお考えの方のご参考にどうぞ。

金属アレルギーが起こる理由

まず前提として、金属単体でアレルギーを引き起こすというわけではありません。

厳密に言うと、アレルギーは体のタンパク質に結びついてアレルギー反応を起こします。これは「イオン化」と呼ばれるもので、金属が汗や体液などに触れることによって金属成分が微量に溶け出し、タンパク質(アレルゲン)が生まれるのです。

お口のなかの銀歯は常に唾液に晒されているので、イオン化しやすい環境だということは想像しやすいでしょう。これらが体のなかに蓄積されてアレルギーの原因になるというわけです。

アレルゲンは体が異物として認識し、過剰に反応することでさまざまなアレルギー症状が出てきます。症状は急速には現れないことが多く、許容範囲を超えてから発症するので、金属アレルギーは遅延型アレルギーとも呼ばれています。

銀歯の金属アレルギーになる成分とは

金、銀、銅…さまざまな成分から構成されている銀歯ですが、具体的に金属アレルギーになるリスクが高い成分は「パラジウム」と呼ばれる金属です。

また、近年ではほとんど使用されていませんが、「アマルガム」と呼ばれる詰め物の一種のなかでも水銀やスズと呼ばれる金属は金属アレルギーの発症リスクが高いと言われています。

保険治療の銀歯の被せ物や詰め物、おおむね1990年頃までにむし歯治療をした方はアマルガム治療を行われた可能性もあります。少しでもご自身の金属アレルギーを疑われる方はそうぞお気軽にご相談ください。

歯科金属アレルギーの症状

銀歯で金属アレルギーが起きた場合、下記のような症状が起こります

全身症状(お口以外)

・水疱が手や足の裏などに繰り返しできる(掌蹠膿疱症)
・肩こりが強い
・円形脱毛症
・頭痛
・立ち眩み
・肌荒れ、かゆみ

お口の症状

・歯ぐき、舌がただれている
・歯ぐきが腫れている
・味がわかりにくい
・口内炎や口唇炎が慢性的にある

銀歯があり、症状のある方はお気軽に金属アレルギーのご相談を!

ユキデンタルオフィスでは、金属アレルギーのリスクを取り除くために、メタルフリー治療を行っています。被せ物はもちろん、入れ歯にも金属を使用しないノンクラスプデンチャーにも対応。

銀歯が原因で金属アレルギーの症状が出たと考えられる場合は、ぜひお気軽にお尋ねください。ケースによっては、健康保険が適用されるCAD/CAM冠のご提案ができる場合もございます。

2022.06.27

歯石は口臭の大きな原因! 歯石取りのメリット3選


口臭の大きな原因、それは「歯石」と呼ばれる歯垢が固まった状態の汚れです。

今回は、なぜ歯石が口臭の原因になるのか?そして、歯石除去を行うとどんなお口の変化があるのか?について、かみ砕いてお伝えします。

歯石が口臭の原因になる理由

お口のなかの食べカスや細菌など、ネバネバと歯に付着している歯垢が、唾液中のミネラル成分と結びつくと石のように固まります。この状態を歯石と呼びます。

歯石には1gあたり何十億の細菌が存在しており、顕微鏡などで見てみると、ボコボコと微細な穴があいた粗造な軽石のような状態を作っています。

また、歯石の表面はとてもザラザラしていますので、口臭原因菌や汚れがさらにくっつきやすくなり、口臭を加速させてしまう原因となります。

ちなみに、歯垢から歯石へと変化するのに掛かる時間は、なんと約2日。驚くようなスピードで歯石化してしまうのです。

歯石を取るとどうなる? 嬉しいメリット3選

歯に付着した歯石は自分で取ることは難しく、原則的には歯医者へ行って歯石除去をする必要があります。

ここでは、歯石取りで起こるお口の嬉しい変化をご紹介していきましょう。

口臭が減る

口臭原因菌が付着している歯石を除去すれば、口臭の悪いサイクルを断つことができるので、口臭の改善が期待できます。

お口のなかの細菌が出す毒素の臭いや、歯周病に進行した際に起こる出血や排膿臭などが口臭の原因として挙げられますが、これら悪い口内環境を作る大きな原因が歯石なのです。

むし歯や歯周病の進行を抑制する

これまでもお伝えした通り、歯石のなかには口臭原因菌もいますが、もちろん歯周病菌やむし歯菌も潜んでいます。

これら歯周病菌などが歯ぐきのなかに住み着いたままですと、慢性的に歯ぐきに悪影響を及ぼし、さらに歯ぐきの骨まで炎症が及び、歯ぐきを痩せさせます。

歯石除去を行うことで、歯周病菌が減り、歯周病の進行抑制や予防につながるというわけです。

歯ぐきが引き締まり、出血を防止する

歯石がスッキリ取れると、炎症が起きていた歯ぐきは引き締まり、出血もなくなります。

歯石が歯ぐきにこびりついたままになると、歯ぐきの炎症は悪化して出血するばかりか、歯肉縁下歯石といって、黒っぽい歯石もが沈着することも。

口臭原因の歯石を取ることであらゆるトラブルの回避につながる!

歯石を放置すれば、口臭の原因になるばかりかむし歯や歯周病といったお口のトラブルにつながるため、定期的に歯医者で検診を受ける必要があります。

歯石除去後の知覚過敏や出血などが気になるという方は、お気軽にユキデンタルオフィスまでご相談ください。可能な限り患者さんの負担が小さくなるような配慮を行います。

2022.06.14

子供の口臭、なぜあるの? 原因や考えられる疾患を解説


子供に口臭があると、「もしかして何かの病気?」と心配になる保護者の方もいらっしゃるでしょう。

子供に口臭がある場合、その原因の多くはお口のなかに磨き残しがあったり、隠れむし歯が潜んでいたりなど、要するに、お口のなかに原因があるケースがほとんどです。

しかし、なかには体のなかに原因が隠れている場合もあります。今回は、子供の口臭はどこから来ているのか。考えられる原因をやさしく解説します。

子供の口臭|5つの原因

磨き残し

最低でも1日1回は3分以上丁寧に磨く習慣を身につけましょう。歯磨きが不足していると、悪臭を放つプラークと呼ばれる細菌が増殖して、口臭を発生させる原因を作ります。

歯磨きが終わった後、歯ブラシやうがいした水に血液が混じっていませんか?もしかすると、プラークが悪さをして歯ぐきを腫れさせている歯肉炎のサインかもしれません。歯磨きの際はよく確認しておいてください。

ちなみに、小学校低学年頃までは保護者の方に仕上げ磨きをしてもらうのがベターです。

むし歯

神経にまで到達している重度のむし歯の場合、ドブ臭いような嫌な口臭が出てきます。

子供のむし歯は進行が早いうえに、小さいむし歯に関してはお家で発見することが難しく、歯医者に指摘されて初めて「え? うちの子、むし歯だったの?」と驚かれる方も少なくありません。

むし歯は早期発見早期治療がベスト。歯医者さんに定期的にむし歯チェックをしてもらいましょう。ユキデンタルオフィスでも3~6カ月に1回程度の定期健診をおすすめしています。

体の病気

胃腸、鼻、喉などが炎症・潰瘍が起きると体のなかから悪臭を発して、子供の口臭の原因となります。
内臓疾患を疑うケースの場合、ユキデンタルオフィスでは必要に応じて総合病院や他専門医と連携を取り治療を進めていきます。

お口を乾燥させるような悪習慣

お口の乾燥感も、子供の口臭を加速させます。お口が乾燥してしまう要因としてまず挙げられるのは口呼吸です。口呼吸はお口のなかを乾燥させて自浄作用が低下してしまい、口臭の原因になります。

他にもよく噛まず、唾液の分泌が不足しているなどが考えられます。

精神的ストレス

学校入学や卒業の環境変化、習い事と勉強の両立、友達関係など子供にとってストレスの種はたくさんあります。ストレスが多くあるとき、つまり緊張しているときの唾液の量は自律神経の働きにより少なくなり、唾液でお口のなかを自浄できずに口臭が出ることもあります。

唾液の量が少なくなると、上で説明したように子供の口臭の原因を作ってしまいます。

 

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