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2022.08.05

歯をぶつけた方へ|応急処置から治療までの流れを解説


今回は歯をぶつけてしまったときの応急処置の方法から、歯医者でどのような治療を行うのか? までお伝えします。

歯をぶつけてしまったら、どんな方でも焦ってしまうもの。しかし、このような事態こそ、気持ちを落ち着かせて冷静に対処していきましょう。

では、順を追って解説していきます。

歯医者受診までの流れ

まずは全身状態の確認

歯をぶつけた場合、頭や顔などもケガをしているケースがあります。歯以外に目立ったケガがなく、他科へ受診する必要性がない場合は、かかりつけの歯医者に連絡しましょう。

何科にかかればよいか判断がつきにくい場合は、診療科目がなるべく多い病院に相談してみるのも一つの手です。また、万一のときのために入院設備が整っている総合病院を検討されるのもよいでしょう。

ケガはどのタイミングで起こるのか予測ができませんから、前もってご自身の携帯に各病院の連絡先を登録しておきましょう。例えば自宅近くのかかりつけ医や休日診療所、総合病院などです。事前に登録をしておけば、いざというときに慌てずに済みますよ。

応急処置を行う

以下にケース別の対処法を記載しています。歯の外傷には歯が折れた、出血、動揺などさまざまですが、どのような外傷であってもできる限り早めに歯医者を受診します。

・歯が脱落もしくは破折した場合……まず、折れた歯は水道で洗わないでください。(歯の細胞が壊れる可能性あり)折れた歯は、牛乳またはイオン飲料水に浸して歯医者へ持参します。外傷しても、できる限り早い段階で歯医者を受診すれば、ご自身の歯をそのまま治療に使える可能性がありますので大切に保管しておきましょう。

・血が出ている場合……出血部位をガーゼなどで止血します。うがいは軽くゆすぐ程度にしておいてください。無理に動かしたり、乾燥させたりは止めておきましょう。

・歯がぐらぐらしている場合……気になりますが、歯を触らずに歯医者を受診しましょう。

歯医者へ連絡

歯を外傷してしまった際に歯医者で聞かれることは、概ね以下の内容です。

・年齢や性別など基本的な患者情報
・ケガの状態(歯が折れているのか、出血はあるのかなど)
・痛みはあるか
・いつケガをしたのか
・何をしているときに外傷したのか

歯医者へ電話をする前に一度気持ちを落ち着かせて、予測される質問を頭の中で整理するかメモを取られたうえで歯医者に連絡するとスムーズです。

また、「外傷をしてしまい、急患で診てもらいたい」と緊急性が高いことを電話口であらかじめ伝えておくと、臨機応変な対応を取ってくれることでしょう。

歯をぶつけたときの治療内容とは

歯医者では、問診・レントゲン撮影など各種検査後、消毒や整復、固定、投薬などを外傷のパターンに応じて処置していきます。

歯が欠けた場合は欠けたところを補強したり、ぐらぐらと歯が動揺している場合は整復・固定したりします。また、細菌感染防止のために抗生物質の投薬をすることもあります。

歯を外傷した場合、1度受診すれば治療完了というわけではなく、1週間~1カ月単位で変化がないかどうか経過観察をしたり、本格的な治療に移行したりする場合も多いです。

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