こんにちは。歯科医師の小場です😀
お顔のエラ張りなどが気になり「顔が大きくコンプレックスだ」と言われる方もいるでしょう。
お顔の大きさやフェイスラインは、骨格による遺伝の問題もありますが、お顔のエラ張りは骨格以外の問題もあるのをご存じでしたか?
そのキーワードは「咬筋(こうきん)」です。
今回は咬筋とエラ張りの関係、そしてマウスピースが顔痩せにつながる理由をお話しいたします。
歯ぎしりでエラが張る原因
エラが張る理由の1つは咬筋(こうきん)
そもそも「咬筋」とは頬骨からフェイスラインに存在している筋肉のことで、食事や会話、あくびなど顎を動かすときに使う筋肉の1種です。
咬筋が発達することでエラが張ってくるのですが、普通に日常生活を送る中で咬筋が過剰に発達することはありません。
実はほとんどの方が、知らず知らずのうちに咬筋を発達させる「とある行為」をしているのです。
ある行為をし過ぎることでエラが張りやすくなる
ある行為とは「歯を強く噛みしめたり歯ぎしりをしたり、食いしばったりする行為」のこと。これらの行為が増えてくると、お顔の咬筋が発達し過ぎて、エラ張りの原因になります。
例えば、言いたいことを言えずにガマンしているときや強いストレスを感じたとき、また集中して作業しているときなどに、グッと奥歯を噛みしめている方は多いのではないでしょうか。
上記で挙げたように、ある程度自覚ができる食いしばり行為もあるのですが、気を付けるべきは「無意識下の食いしばりや噛みしめ」です。
無意識下で歯ぎしりをしてしまうタイミングとは「就寝時」。歯ぎしりは決して珍しいものではなく、成人の方では約10%が睡眠中に歯ぎしりをしているといったデータもあるんですよ。
また就寝時に起こる歯ぎしりや食いしばりの圧力はおおよそ60キロ〜80キロ相当の負荷が顎や歯に掛かるといわれています。
歯ぎしりを治すと顔痩せができる理由
このように歯ぎしりとは、歯に負担を掛けるばかりか顔の筋肉のつき方にも影響を与えてしまう行為なのです。
当然の話です、寝ている間の食いしばりを制御することはできませんね。
そこで歯ぎしりが原因でエラが張っている方は、就寝時(場合によっては日中も)マウスピースを装着し、咬筋の負担を減らすことでスッキリとしたフェイスラインに近づけるのです。
これがマウスピースで顔痩せする理由なのです!
マウスピースには歯ぎしりなどによって歯が擦り減ることを防ぐのはもちろん、顎の骨を過剰な力から守る効果が期待できます。
もちろん当院でもマウスピース作成は行えますので、お気軽にご相談くださいね!😀