こんにちは。ユキデンタルオフィス・院長の小場です😀
舌や歯肉、粘膜に口内炎ができてしまうと、食事の際やお話しされる際に、どうしても下の歯に触れてしまい、日常生活を送る上で結構なストレスの原因となります。
舌の裏に慢性的な刺激を口内炎に対して与え続けることになるので、いったん舌の裏に白いできものができてしまうと、なかなか治らないことが多いです。
このようなしぶとい口内炎に関しては、歯科医院で治療をした方がスッキリ治ってしまうことが多いのですが、お忙しい方はなかなか歯科医院へ通うのも難しい方もおられるでしょう。
今回は自宅でのケアも含めて、舌や歯肉、粘膜にできた口内炎に対してどう対処していくのか、またケースによっては違う病気も隠されていることもありますので、詳しく見てきましょう。
舌・歯肉・粘膜にできた口内炎は4つの原因がある
口内炎がよくできやすい方は、すくなからず存在します。「そもそも、なぜ口内炎ができてしまうのか?」といった理由について知ることでリスク要因を回避し、口内炎ができにくい生活習慣・口内状態を目指しましょう。
偏った食生活でビタミンが不足する
皮膚や粘膜の状態を正常に保つ作用があるビタミンB群やビタミンCが不足した食生活は、口内炎を引き起こす要因となります。
ビタミンB群は鮭や豚肉、マグロなどに含まれており、ビタミンCは柑橘系の果物に豊富に含まれていますので、これらのビタミン摂取を意識したバランスの良い食生活を目指しましょう。
仕事が不規則な方など、どうしても食事が偏りがちな方はビタミンB群のサプリメントで補うのも対処法の1つです。
むし歯や入れ歯の刺激
むし歯で歯に穴が開いている方は、穴そのものが尖っていたり、また気になって自身の舌で触ってしまいがちです。それらが舌の刺激となり、口内炎を引き起こす要因となるケースがあります。
合っていない入れ歯も同様の考えで、たとえば義歯の端が尖っていれば、舌や歯ぐきを傷つけてしまい、口内炎のリスクが高まります。
睡眠不足や疲労などのストレス
「最近、満足に寝られていない」「職場の人事異動で環境が大きく変わった」といった方は、知らず知らずの内にストレスが蓄積しているかもしれません。
体の免疫力の低下を引き起こしますし、緊張状態が続くと交感神経の兼ね合いで唾液分泌量が下がりお口が乾いた状態になりやすいです。
ストレスやそれに関連した緊張によるお口の乾燥は、小さな傷であっても炎症を起こして口内炎になりやすいです。
不衛生な口内環境とお口の乾燥
毎日のブラッシングを怠りがちな方や「そういえば歯石除去、何年もしていないな…」といった方は、お口のプラーク(細菌)が溜まり、衛生環境が悪化しているかもしれません。お口の衛生的な環境が悪くなると口内炎を生じやすくなります。
また、唾液の分泌がすくない方も天然の自浄作用が減少している可能性がありますので、特にスポーツ時や夏場の熱い時期などはこまめに水分補給してお口の潤いを保つことも、口内炎の予防につながります。