こんにちは、ユキデンタルオフィス・院長の小場です😀
歯科医院で行われる一般的な局所麻酔法とは違い、笑気吸入鎮静法は特殊な麻酔法なので「自費扱いになるの?」と疑問を持たれる方は少なくありません。
笑気ガスを取り扱っている歯科医院自体がとても少ないので、患者さんがそう思われるのも無理はないでしょう。
しかし、結論から申し上げますと、笑気吸入鎮静法は基本的には健康保険が適用されます。
笑気吸入鎮静法の費用|一般的なケース(3割負担)の場合
一般的なケース(会社員の方・3割負担)で考えますと、笑気吸入鎮静法にかかる費用はおおむね700円~800円前後かかってきます。そこにむし歯などの治療にかかる費用が別途加算されるイメージです。
「笑気って、思っていたよりも費用がかからないんだね~」とおっしゃる患者さんも多く、費用面に関しては取り組むハードルが低めであることも笑気吸入鎮静法の大きなメリットです。
例を挙げると、3割負担の患者さんが30%濃度の笑気ガスを20分間吸入し、治療を受けたケースでは笑気吸入鎮静法のみの自己負担金額はおおむね700円前後です。
また、笑気吸入鎮静法の詳細な費用は、以下の要因によっても前後いたします。
・健康保険の負担割合
・笑気の濃度や吸入した時間
・患者さんの肺活量
笑気は、患者さんのお気持ちの状態やご年齢などで効き方には個人差があります。当院では、一人ひとりに応じた濃度や吸入時間を調整いたしますので、詳しくはお気軽にお尋ねください。
健康保険が適用されるケース
「笑気吸入鎮静法は一部の疾患(病気)しか、健康保険が適用されないのでは?」と疑問を持たれる方も中にはおられますが、そのようなことはございませんよ!
一例を挙げますと
・むし歯の治療
・ 抜歯の治療
・外傷をした際の外科的な処置
など、さまざまな症例に対して笑気吸入鎮静法は健康保険が適用されるのです。
つまり、通常の保険診療でも適用される病気(疾患)に関しては、局所麻酔と同様に笑気吸入鎮静法についても健康保険が適用されるというわけです。
健康保険が適用されないケース
反対に、笑気吸入鎮静法について健康保険が適用されないケースは、インプラント治療をはじめとする「自費診療」などが該当します。
治療内容が自費診療扱いの場合であれば、笑気吸入鎮静法だけに健康保険を適用させることはできませんので、ご留意ください。