こんにちは。ユキデンタルオフィス・院長の小場です😀
むし歯治療をおこなう際に「キュイーン」という、あの耳ざわりな音・・・。
子どもはもちろんのこと、大人の方であっても決して気持ちのよい音ではありませんよね。
想像しただけで恐怖心がよみがえってくる方も、なかにはいらっしゃるのではないでしょうか。
患者さんが歯医者で感じる「恐怖心」の根底には2つの原因があると思っています。
1つ目は「肉体的な痛みからくるもの」
2つ目は「精神的な理由によるもの」です。
ユキデンタルオフィスでは、恐怖心の根元の問題である痛みやトラウマを取り除いて、歯医者へ向かう足取りをすこしでも軽くしたいと常に考えています。
幼少期の歯科トラウマは生涯に渡って記憶に残るもの
むし歯治療で特に注意を払わねばいけないのは小さな子どもさんです。
なぜならば、子どものときの「歯医者さんで痛いことをされた!」「無理やりおさえつけられた」といった記憶は、生涯に渡って根深く残るからーー
そう確信したのは、長年の臨床経験によるものです。
大人の患者さんのなかでは、重度のむし歯を長期間に渡って放置しており「もう抜歯するしか為す術がない」と思えるほどになってから来院される方もなかにはいらっしゃいます。
そのなかで「子どものころに歯医者でひどく痛い思いをしたから、ずっと歯医者を懸念していた」という幼少期の苦い経験を打ち明けてくれる方はすくなくありません。
しかし、こういった方がわざわざ重い腰を上げて当院に来てくれたのに、すでにむし歯の進行が進みきっているので、効率的な治療を施すのが困難になるのです。
典型的な悪循環ですよね・・・。
「もっと早く来てくれれば、痛みも治療期間もすくなくなるのに・・・。」
歯科医師として、いつも悲しい気持ちになります。
そういった背景から、私は「小さな子どものときから歯医者へのマイナスイメージを与えてはいけないのだ」と痛感しているのです。
子どもの治療に対する当歯科医院の考え
ユキデンタルオフィスでは、子どもさんのやる気を引き出して「治療としっかり向き合える環境作り」を重視しています。
(大人でもそうですが)だいたいの子どもさんの場合は、1回ですべてのむし歯治療は終えられないと思っていただいた方がよいです。
要するに何回か通院が必要となるので、初歩的な段階から恐怖心を与えてしまっては、治療のゴール(むし歯完治)が遠のいてしまいます。
お子さんの治療は「決して焦らず、ゆっくり段階を踏んで治療を進めていくこと」が肝になってきます。急がば回れ、なのです。
例を挙げると
・初診時はむし歯に使う器械に慣れてもらうだけで終わらせる
・初期段階の簡単なむし歯の治療からはじめて「思っていたよりも痛くない」「これなら我慢できる」を実感してもらう
・麻酔を使用した上級者向け治療はあえて後からおこなう
こういった工夫で徐々に、お子さんの自信と信頼関係を育てていきます。
ユキデンタルオフィスでは妊婦さんからご高齢の方、すべての世代に安心して通っていただける取り組みに今後も努めて参ります。