ご存知の通り、むし歯治療などで歯を削った後には、被せ物・詰め物を装着することになります。
通常、保険診療の場合は銀歯(金銀パラジウム合金)やレジン(プラスティック)にて処置します。
そもそも保険診療で使用できる歯科素材は国が定めた最低限度ものに限られております。
国の医療費を使うわけですから、美しさと頑丈さを兼ね備えた最高峰の材質を保険範囲で認めるわけにはいかないですからね😅
なので必ずしも「保険診療の素材=ベスト」ということではありません。
詰め物が割れると「あそこの歯医者は腕が良くない!」と思われるかもしれませんが、どんな名医が行っても保険の素材であれば破折するリスクは変わりません💦😅
前歯部は白い素材であるレジンにて対応可能ですが、それ以外は基本金属(銀歯)での処置となります。
しかし長年装着した銀歯を外すと、酸化によってむし歯ではないのに歯が黒くなっているケースをよく見ます。
人体に影響はないと国が認めているので大丈夫だと思いますが、少し気になりますよね💦😅
そういう場合はセラミックやジルコニアでの処置をおススメしております。そのあたりは次回にでもお話します😆
またレジンも素材はプラスティックになるため、経年による変色や破折は免れません。(短期間での破折による再装着は保険適用外となります)
しかし共に保険診療で対応可能なため、安価で行えるのはメリットですね😆
また1ピースの長いブリッジ(支台歯4-5本)の場合は、フルのジルコニアだと破折リスクが大きいため、保険の金属併用を推奨しております。