基本的には自費診療となることが多いセカンドオピニオンですが、セカンドオピニオンを検討するにあたり費用感が気になる方もいらっしゃるでしょう。
セカンドオピニオンは自費診療が原則ですが、歯医者それぞれの考えやケースによっては保険適用となる可能性があります。
今回は、セカンドオピニオンは保険が適用されるのか?保険適用されなかった場合は、どの程度の予算感なのか?といったことを詳しく解説していきます。
セカンドオピニオンは基本的に保険適用外
前述した通り、セカンドオピニオンは基本的には保険適用外、つまり自費診療として扱われます。
そもそも、なぜセカンドオピニオンは自費になってしまうのでしょう。それは、担当医以外の歯科医師に治療方法や病状について意見をもらう、「相談」という行為のみであれば健康保険の対象とはならないからです。
セカンドオピニオン|自費の場合の費用
セカンドオピニオンは自費診療となる場合の費用は、約5,000円〜20,000円程度と設定している歯医者が多いです。
なかには無料としている歯医者も存在しますが、自費治療の勧誘や一部の検査は別料金が発生するなど、別の箇所で費用が発生するケースもあるので事前確認が必要です。
費用感にこれほど幅があるのは、セカンドオピニオンは歯医者側で自由に診察費用を決めてもよい「自由診療」だから。
セカンドオピニオンをご検討なさる方は事前に歯医者のHPをご覧頂き費用を確認し、記載がない場合は電話やメールで質問してから検討するのもよいでしょう。
セカンドオピニオンでも保険適用されるケースとは
セカンドオピニオンは自費診療が基本ですが、保険適用されるケースもあります。ここでは、保険適用される可能性がある具体的なケースを解説していきます。
疾病の診断に必要な検査を受けたとき
セカンドオピニオンであっても、一般的な初診の方が行う各種検査(レントゲン撮影、歯周病検査、口腔内写真撮影)など、疾病を診断するのに必要な検査は保険適用となる場合があります。
セカンドオピニオンした歯医者に転院する場合
転院先でセカンドオピニオン後、そのまま治療継続を希望する場合はセカンドオピニオンの際にかかった費用を治療費から差し引くと謳っている歯医者もあります。
この場合は、厳密には「保険適用される」というわけではないですが、セカンドオピニオン費用が実質無料となるわけです。